アメリカに住んでたとき、アメリカ人のほとんどが横並びですることはいろいろありましたが、良い習慣だと思ったもののひとつに、ぴったり18才/高校を卒業と同時に、実家を出て行くことでした。これたぶん大学に進学する人に限られますけど、アメリカの大学進学率は約70%なので、大学に行く人のほとんどが進学と同時に家を出ると言ってもいいと思います。
理由は、
⇒ 1年生は大学の寮に入らないといけない!という規則のある大学がほとんどだから。
⇒ (全員じゃないけど)遠くの大学に行く人が多いから。
州をまたいで行く場合は、国が大きいので、実家から物理的にかなり離れるイメージ。
アメリカの良いところも、悪いところも、いろいろあるのですが、
18才で家を出るというのは、とてもいいことだと思います。
カルチャーだし、暗黙の掟だし、みんながやってることなんです。
抜毛やってても、その暗黙の掟には従う人は多いみたい。
「大学行くからさー、今、勉強大変なのよ~」と
リトリートで言ってる高校生も確かにいいました。
"みんながやること"って、個々人の行動パターンに多大な影響を及ぼすんですよね…。
アメリカの青春モノの映画を見ると、ここらへんの事情はよくわかると思います。
"高3=人生の岐路"的な映画はほんとにたくさんありすぎで、もっとあるはずなんだけど思い出せないです。
あともうひとつ、上記の映画にも出てくるプロムという高校卒業時のダンスパーティーみたいなのがありまして、プロムには男女カップルで行かないといけないという恐ろしいルールがあるのです。付き合ってる男女はそのまま2人で行けばいいのですが、彼氏、彼女がいない人も、プロムに行くための相手をその場しのぎで探すようなのです。アメリカはとにもかくにも良くも悪くもカップル文化ですから、大統領しかり(シングルや離婚している人は大統領に立候補はできても、大統領には絶対になれない(と思う)。けれども、日本の小泉元首相は離婚してるけど首相になれました!これもカルチャーの違い。)、プロムしかり、友人の結婚式に参加するとき、レストランに行くとき、もうね…カップル文化なんですよ。アメリカのゲイ・レズビアンは大変だと心底思います。とにもかくにも男女カップル至上主義Σ(゚∀゚ノ)ノ。でもヘテロだからと言って楽なのではなく、ヘテロの人も「ひとりでいちゃダメなんだ…」という圧迫感はけっこう大変だと思います。
でもこれも100%悪いかと言うとそうでもなく、リトリートでは抜毛癖の人で結婚している人は多かったです。こんなにみんな結婚してるんだ~!意外!と思いました。(全員じゃなかったかもしれないけど…)これも小さいときからカップル文化の影響を受けているからなのでしょう。
日本は、そのあたり、ゆるいですね。
揺るぎないカチッとした文化や暗黙の掟がないんです。
日本のゆるさは、私のような者にとっては、良い面もあると思います。
もはや、私は、アメリカで住むことは不可能だと思っているので、、、
また、私は、現在進行形で良くも悪くもハイパー自立モードなので、
結婚して、カップルになって、それで?って感じですし、
皮肉っぽくなりますが、カップル至上主義がアメリカの高い離婚率(全体の40~50%が離婚しているというデータあり!)につながっているのではないかとも思います。
日本のゼクシィの煽り方はキモい!と思うけど、結婚はしたほうがいいんじゃないんですかね~。
結果的に離婚になっても、一旦するのはいいことだと本当に思います。
私が言っても全然説得力ないけど。。。
日本は各々の家のそれぞれのルールがすべてといいましょうか、家庭の中って治外法権だと思うのです。
外的な暗黙のルールがあれば、家を出る人も多くなるのでしょうが、
日本は、家庭の中がどんなにひどい状況でも、なかなか入り込めないんですよね…
カルチャーの違いって大きいですね。
※ちなみにプロムは、絶対に参加しなきゃいけないという決まりはないそうです。
マドンナはプロムに行ってないと雑誌で読んだ記憶があります。
想像ですが、アメリカの有名人はプロム(なんか)に行ってない人、たぶん多いと思います。
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